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3階建ての家

date_range2025/1/11

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子供の頃、僕がうらやましかった家。

3階建ての家。30坪弱坪くらいで、おそらく築年数30年ほど。1階が駐車場になっていて居住  スペースが2階・3階というタイプ。1階に浴室トイレがあり、2階がリビングと洋間1部屋、3階に3つの寝室があるといった間取り。

当時は3階建の友達の家に遊びに行くのが楽しみだった。兄弟それぞれの個室が3階にあり、子供たちの隠れ家的なワクワク感があった。それにリビングとは離れていて、保たれたプライバシーがちゃんとあって、親の目を気にせずにゲームし放題(笑)

30年の時が経ち...今は建築オタクとして、当時羨ましかった家を見てる自分が不思議で懐かしさを感じていました。

その家は、白い外壁に窓からの雨だれで黒い汚れがあり、よく見ると所々にひび割れがある。きっと一度も外壁のメンテナンス(塗装)をされていないんだというのがわかる。

外壁のメンテナンスをしていなければ、ベランダの防水工事まで手を入れていないだろうと心配になります。外壁・ベランダ防水は、理想で言えば10年ごとのメンテナンスが必要。30年放っておいたら雨が降るたび小さな隙間から漏水が起こって、壁の中にまで水が侵入している懸念があり、壁の中の柱が腐り始めてる可能性も気になった。屋根も陶器瓦ではなかったので、30年経つと交換が必要な時期を迎える。

築30年、購入した時の年齢が30代だとすれば、今そこに住む人は60代ということになる。

子供たちは僕の同世代だから、自分と重ねてしまう。既に独立されて離れた地域で暮らし、時々孫を連れて帰ってくるのを楽しみに待っているんだろうなぁ~と勝手な想像を膨らましてしまう(笑)

30年前の建物は、いい断熱材もなく隙間が多いので冬は寒いだろう。使わなくなった3階は当時の状態のまま収納スペースになっているかもしれない。

そこに住む人が60代だったら...後10年経ったら、階段の上り下りが辛くなるだろうな。寝室が3階なら尚の事。駐車場に入る車も無くなれば、せめて1階と2階だけで生活したいだろうなぁ~ …そんなことを回想していました。

時が経つと、住む人の年齢や人数、生活環境が変化したり健康面も変化していく。

家だって同じ様に変化していかないと住みづらいものになっていきます。みなさんがもっと家に愛情を持てるようになればいいな...

      

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