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ジェントル通信vol.64より:買い物の後悔
date_range2026/9/02
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皆さんは買ったもので「思ってたんとちがーう!」と思ったものってありますか?
僕の場合は、例えば髭剃り。
髭剃りを家電量販店の店員さんにおすすめを聞いて買ったものの、実際使ってみると思ったより細かい所まで剃れなかったりメンテナンスが面倒だったり。
「何であの店員さん、もっと違うものを勧めてくれへんかってんやろ?」
って相談に乗ってくれた店員さんを恨んだりししましたが(笑)、こういった失敗を繰り返す原因って、こちら側の質問が表面的で曖昧だからかもと思うようになり、物を買う時は
「なぜそれを探しているのか」と
「どういう悩み事があるのか」
を伝えるようになり、失敗がぐっと減りました。
ただ、買い物が「家」となると話は別で、家づくりやリフォームは多くの方にとって一生に一度あるかないかの買い物。
初めての家づくりで自分の希望や将来の暮らしまで、最初から整理して上手に説明できる人のほうが少ないからです。
例えば、お客様から「予算内で床の一部分だけを直してほしい」と依頼を受け、その言葉だけを受け取って、言われた部分だけを直す。
工事としては間違いではないけど、数年後にほかの部分も悪くなり、再び工事が必要になったとしたら、お客様はきっと、
「なんで、あのときに言ってくれへんかったん?」
と思われるでしょう。
今の不便を直すだけでよいのか、それとも将来の安心まで考えたいのか。
本当に大切なのは、目の前の工事だけではなく、その先にある暮らしです。
だから僕は、工事前はもちろん、工事中の何気ない会話も大切にしています。
表面に出ている言葉だけで判断せず、まだ言葉になっていない思いや不安をどこまで引き出せるか。そして、プロとして伝えるべきことをきちんと伝えられているか。
後悔しない家づくりは、僕のヒアリングにかかっている。
それくらいの責任を持って、お客様と向き合わなければならないと思っています。
…と、ここまで偉そうにヒアリングの大切さを語ってきましたが、実は妻の今年の誕生日に、しっかり希望を聞いてアクセサリーをプレゼントしたら、妻の反応は何とも微妙。
色も好みも聞いた。
普段どんな服を着ているかも考えた。
「これは間違いないやろ」
と自信満々で渡したのに、そのアクセサリーは今も引き出しの奥で静かに眠っています(涙)
ちゃんと聞いたつもりでも、人の気持ちはそれほど単純ではないということですね。
だからこそ、
「分かったつもり」にならず、何度でも話を聞く。
仕事でも家庭でも、
僕の試行錯誤はまだまだ続きそうです。